全国児童 水辺の風景画コンテスト

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平成22年度・第22回 審査員コメント

工藤 和男 画伯
社団法人 創元会理事長、日展評議員

今回選ばれた作品は、楽しく感性豊かな作品が多く非常に観察力が高いということがわかります。私もよく魚の絵を描くのでその難しさがよくわかるのですが、「働く海」の金賞に選ばれた秋刀魚の水揚げは魚の細かさがよく描かれており、水揚げの時の臨場感が非常にうまく表現されています。また、今回は「楽しい海」「美しい海」「働く海」「生きる海」に分けて審査しましたが、それぞれの部門ごとに海洋国である日本の特徴がよく表れていると思いました。世の中は年々厳しさを増していますが、子どもたちがこうして自然を見る目を養うことは情操教育の中でも非常に大切ですし、このようなコンテストが22年の長い間に渡って開催されていることは、まさしく関係各位のご尽力の賜であると思います。これからも継続して開催し、より多くの子どもたちに水辺に赴く機会と、絵を描くことで自然を見つめ直す機会を提供していきたいと考えています。


小野 保 様
文部科学省 スポーツ・青少年局 青少年課 青少年体験活動推進専門官

今年もたくさんののびのびと描かれた子どもたちの作品に出会えたことを嬉しく思います。子どもたちが生き生きと活動している様子が丁寧に描かれた作品を選ばせていただきました。


成瀬 英治 様
国土交通省 港湾局 国際・環境課 港湾環境政策室 室長

多くの船が波しぶきをあげている様子が上手に描かれ、作品全体に躍動感が溢れています。また船に乗っている子どもたちも含めて、楽しそうな生き生きとしている感じが伝わってきました。


須藤 伸一 様
環境省 水・大気環境局 水環境課 課長補佐

水辺の自然とふれあう中、子どもの生き生きとした表情がうまく描かれていてとても感動しました。今年は国際生物多様性年ということもあり、生物との共生ということで、たくさんの生き物が描かれていることも選考の基準とさせていただきました。


石井 馨 様
農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部 計画課 総括課長補佐

この絵には、海と人と船、そして生き物である魚といった、海に関わる主な要素がすべて含まれているだけではなく、ありあり、生き生きと描かれている。そうした点を評価して選考いたしました。


釣谷 康 様
社団法人 日本舟艇工業会 専務理事

この作品に描かれているヨットは、海での船遊びの原点とも言える乗り物であります。そのヨットに加えて非常に楽しそうな表情で遊んでいる様子が描かれています。こうした点を踏まえて選ばさせていただきました。


向江 政秋 様
社団法人 日本マリーナ・ビーチ協会 事務局長

真っ青な空と少し違う色で描かれたブルーの海。白いビーチにサバニ。色のコントラストがよく、この静かな風景も海辺の一面だと思いこの作品を選びました。


内田 眞朗 様
社団法人 日本ユネスコ協会連盟 事務局長

自分が自然の一部になる。タコになりきっている視点がすばらしい。いつまでもこうしたすばらしい感性を持ち続けていただきたいという願いも込めて選びました。


岡田 正文 様
NPO法人 ジャパンゲームフィッシュ協会 事務局 事業部長

この作品の魚たちは生き生きと表現されています。私たちも「魚を大切に、環境を大切に」という活動にも力を入れていますので、まさにぴったりの絵だと思います。いつまでもこうしたすばらしい海であり続けてほしいという私たちの願いも込めて選びました。


鈴木 正典 様
ヤマハ発動機株式会社 総務部 部長

ヤマハ発動機はボートやオートバイのメーカーであり、どちらかというとアクティブな体質の企業です。その点を踏まえて、元気の良さが表現されている子どもの絵を選考のポイントとさせていただきました。




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