全国児童 水辺の風景画コンテスト

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平成22年度・第22回 優秀賞授賞式の様子

第22回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」において、最優秀賞(文部科学大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、農林水産大臣賞)を受賞した4名の授賞式を各小学校を訪問し開催いたしました。
各表彰式の様子は、順次詳細レポートにて掲載していきます。

「文部科学大臣賞」授賞式

文部科学大臣賞
日時
平成22年12月10日(金)
受賞者
馬場 貴也(ばば たかや)君
作品名
「楽しかった砂の造形活動」
贈呈者
南島原市教育委員会 教育長 定方郁夫様

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第22回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」

文部科学大臣賞
馬場 貴也(ばば たかや)君

「文部科学大臣賞」授賞式の様子 「文部科学大臣賞」記念写真

平成22年12月10日(金)、北に雲仙普賢岳、南に天草灘を臨む海岸線から程近い南島原市立野田小学校 の体育館において、文部科学大臣賞を受賞した馬場貴也さん(小5)の表彰式を開催しました。

南島原市教育長の定方郁夫様から賞状を授与された馬場くんは、
「大きな賞をとることができてうれしいです。絵を描くと、先生が「上手く描けたね」とほめてくれます。これからは、運動も勉強も頑張りたいです」
と喜びを語っていました。

今回描いたのは、地元で開催された砂の造形イベントに友達と参加して、地域の方々と協力して砂で大きなカメを作った時のことを描いた作品です。

馬場くんは、絵を描くことが大好きで多くの受賞歴を持っているほどの腕前。夏休み中に学校を開放して開催された絵画指導には一週間ほど通い、担任の先生からの熱心な指導を受けてたくさんの作品を描き上げました。

「絵を描く時には手から描き始めるように」と指導されていることからも分かるように、馬場君の作品は「手」の表現に特徴があり、細かい観察力や色づかいなどの表現方法には独特の世界観があります。

絵以外では理科が好きだという馬場くんは、「たくさんのことに興味があって将来のことはまだ分からないけれど、これからも絵を描き続けたいと思っている」とのことです。

ご両親とあたたかい地域の方々に見守られ、豊かな表現力によって描かれた作品が生まれることを楽しみにしています。

「国土交通大臣賞」授賞式

国土交通大臣賞
日時
平成22年12月1日(水)
受賞者
阿部 拓実(あべ たくみ)君
作品名
「漁船パレード」
贈呈者
四国地方整備局
松山港湾・空港整備事務所副所長 堀内義孝様

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第22回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」

国土交通大臣賞
阿部 拓実(あべ たくみ)君

「国土交通大臣賞」授賞式の様子 「国土交通大臣賞」記念写真

師走とは思えないほどの暖かな陽気となった12月1日、愛媛県西宇和郡伊方町の佐田岬に位置する伊方町立佐田岬小学校へ訪問し、国土交通大臣賞を受賞した阿部拓実くんの表彰式を行いました。

題材としたのは、地元の佐田岬で5月に開催される「豊漁祭」における50隻の漁船のパレードで、「お父さんの漁船に家族で乗って楽しかった」ことを描いた作品です。全校児童28名の前で、国土交通省 四国地方整備局 松山港湾・空港整備事務所 副所長の堀内義孝様より大きな賞状を授与された阿部くんは、工藤和男審査員長からの「絵から喜びと生き生きとした姿が伝わってきました。これからもいい絵を描いてください」との言葉を受け、「自信がなかったけど、賞状がもらえてよかったです」 と、緊張した表情で喜びを語っていました。

阿部くんが所属する佐田岬小学校は、教室から瀬戸内海が見える自然に恵まれた環境のもと、総合学習として地元のテングサを採って心太(ところてん)を作ったり、クルージングや自然観察、釣り大会をしたりするなど、地域一体型の教育活動を行っています。そこで体験したことを元に授業で絵画制作に取り組み、今回の作品が完成しました。

普段からとても活発で何にでも好奇心を持ち想像力豊かだという阿部くんは、最近では、潜水漁を営む父親の仕事を継ぎたいという憧れを抱くとともに、その他にもサッカーなどさまざまなことに広く興味関心を抱いているようです。そんな元気いっぱいの阿部くんをご両親は笑顔で見つめながら、「素直で元気に今のままで成長してもらいたい」と語っていました。

たくさんの自然とのふれあいを通して得られた体験を表現した作品を、楽しみにしたいと思います。

「環境大臣賞」授賞式

環境大臣賞
日時
平成22年11月30日(火)
受賞者
矢部 優花(やべ ゆうか)さん
作品名
「海のそこまでもぐったよ」
贈呈者
阿波市立八幡小学校校長 坂東雅子様

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第22回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」

環境大臣賞
矢部 優花(やべ ゆうか)さん

「環境大臣賞」授賞式の様子 「環境大臣賞」記念写真

平成22年11月30日(火)、阿波市内に位置する阿波市立八幡小学校の校長室にて、環境大臣賞を受賞した矢部優花さん(小3)の表彰式を行いました。校長先生から、大きな賞状や副賞を授与され、「賞をとってうれしかったです。これからも絵を続けたいです」と喜びを語っていました。

矢部さんは幼少のころから絵を描くことが好きで、ご両親が揃えてくれた図鑑や百科事典から多くのことを学び、たくさんの絵を描いてきました。小学校2年生の夏から通っているという絵画教室には、お弁当を持参して一日中絵を描いていることもあるといいます。

低学年は、子どもたちの感じたままに思い思いの絵を描かせているという教室で、夏の間に13枚の絵を描き上げるほど、絵を描くことが大好きなのだそうです。

八幡小学校では、「自主性と創造性」に富んだ子どもを育てるため、「自尊心」や「自尊感情」を大切に育て自信につなげていくためにも、子どもひとりひとりのいいところを見つけ伸ばしていく取り組みをされているとのことで、矢部さんの作品からも、そのような環境下でのびのびと学んでいる様子が伝わってきました。

自主性を尊重するご両親は、伊豆下田の海で潜った時の体験が、明るく素直な表現で描かれた作品を見て、「のびのびとした子に育ってほしい」という願いを語ってくれました。

「日頃から、自宅のお風呂の湯船に水中メガネをかけて潜ることもあるんです」という無邪気な性格がある一方で、100マス計算が得意という集中力もあり、絵だけではなく何事にも楽しく一生懸命に取り組む様子がうかがえました。今後も絵を続けたいという矢部さんが、どんな作品を完成させるのか、楽しみにしたいと思います。

「農林水産大臣賞」授賞式

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日時
平成22年11月29日(月)
受賞者
新居 里紗(にい りさ)さん
作品名
「大漁の海」
贈呈者
阿波市立久勝小学校校長 中野厚志様

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第22回「全国児童 水辺の風景画コンテスト」

農林水産大臣賞
新居 里紗(にい りさ)さん

「農林水産大臣賞」授賞式の様子 「農林水産大臣賞」記念写真

徳島県を流れる吉野川に程近い、全校児童188名の阿波市立久勝小学校を訪問し、平成22年11月29日(月)に農林水産大臣賞を受賞した新居里紗さん(小5)の表彰式を行いました。

新居さんは、年長(5歳)の頃から絵画教室に通い始め、夏休み中に10枚の作品を描きあげるほど,絵を描くことが大好きです。5歳のころに描いた「お父さんの絵」は、今でもお父さんの宝物なのだとか。

子どもの感性を大切にしつつ、絵の表現の仕方を教えている絵画教室には時間の許す限り通い「ここはどう表現すればいいんですか?」などと積極的に先生に質問しているそうです。このことからも、新居さんの絵に対する熱意が伝わってきます。今回の作品を仕上げる際も、魚の活きが良い様子などを工夫したそうです。 里紗さんのお父さんは、「絵のプロにはならなくてもいいけれど、大好きな絵を描き続けてほしい」という願いを語ってくれました。

表彰式では、全校児童の前で校長先生から大きな賞状を授与され、「最初にこの賞をとった時はびっくりしました。 大きな賞をとってうれしいです。絵が好きなのでこれからも画くことを続けたいです」と受賞の喜びを語っていました。

家族で出かける時にはいつも絵の題材を探しているとのことですが、今後、新居さんがどんな風景に出会い、どんな体験をして、そのことをどのような絵に表現していくのか楽しみです。


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