全国児童 水辺の風景画コンテスト

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平成13年度・第13回 審査員コメント

工藤 和男 様
審査員長 (社)創元会理事長、日展委員

本コンテストも今回で13回目を迎えますが、子供の絵は斬新で心温まる作品が非常に多い。その中でいかに子供らしいか、発想が豊かであるかに着目し、審査を行っています。今年の傾向としては海外の作品が多く、ひとつひとつ絵は発想が豊かで色使いや構想など文化の違いが出ており、日本の子供たちも見習うべき点が多く見られました。情操教育という意味で、いかに子供たちを自然に親しませるかは、これからの日本にとって大切なことになると思います。その点、本コンテストにおけるテーマも水辺であり、子供たちにとって自然の大切さを考える良い機会です。ますますこのコンクールが発展してくればと思います。


秦 英樹 様
(社)フィッシャリーナ協会理事長

大人の視点では気がつかない主張や今までに見られない新しい視線で描いている作品を優先的に取り上げました。そのような作品は海や水辺に数多く出かけることで初めて生まれるのであり、そこから子供の新しい視点や題材の発見、発想も育つのだと思います。多くの子供たちに自然の資産が集結している水辺へ足を運んでもらい、環境への意識を高めてほしいと希望します。その意味で本コンテストにこれからも期待しています。その意味で本コンテストにこれからも期待しています。


土棚 毅 様
(社)日本マリーナ・ビーチ協会常務理事

今回初めて参加させていただきました。来るだけ子供の眼で、また自分がむかし目にしたものを基準に審査しました。私の子供の頃は海・水辺というと海水浴やヨットというイメージが強かったのですが、ここにある作品は漁業や魚を描いたものも多く、子供たちの興味を実感できてとても印象的でした。


加藤 善郎 様
(社)海洋レクリエーション協会 ジャパンゲームフィッシュ協会 名誉会員

今年は絵に動きのある作品が多く見られました。それともうひとつの特徴は、一点を深く捉えた作品が多かったということです。年々海外の作品が増えてきましたが、回数を重ねるごとに日本の子供たちも色彩感覚が豊かになっていることを実感しました。


賀陽 輝代 様
ワールドチルドレンズファンド日本代表

ワールドチルドレンズファンドは「世界中で苦しんでいる子供たちのために」という活動をしていますので、とにかく明るい表情と、明るい色使いに注目して作品を選びました。


田島 寧子 様
ゲスト審査員 女優 シドニー五輪水泳銀メダリスト

このような審査をするのは初めてなのですが、今回は目が引きつけられるような新鮮な視点、見て思わず笑顔になってしまったもの、この2点を基準に選びました。応募の作品は、全体的に色彩が鮮やかで身の周りのことがよく伝えられているのが印象的でした。今後もできるだけ多くの子供たちが応募することを期待したいです。


渡辺 千晶 様
ゲスト審査員 水泳世界選手権福岡2001シンクロナイズドスイミング団体2位

幼児部門では感性をありのままに描いている作品が多く、斬新な印象を受けました。また低学年になると徐々に技術が加えられ、高学年ではそれが増していくのが明らかにわかります。私たちもシンクロ競技では、まず感性を失わずに、それに技術を加えていきますが、共通のプロセスを見ることができ勉強になりました。


イムティアズ アハマド 様
ゲスト審査員 パキスタン大使館一等書記官

今回のコンテストにパキスタンの児童の絵を出展する予定でしたが、9月11日を境に本国から送る手だてが無くなってしまい、大変に残念です。今後もこのような活動を続け、来年はぜひ参加できるよう最大限の努力をしていきたいと思います。


トゥンジャ オズチュハダル 様
ゲスト審査員 トルコ大使館二等書記官

トルコから大変多くの作品が出展でき、嬉しく思っています。また、このような文化的な活動を通して子供たちが世界の平和と安全を更に理解できるようにと願い、トルコ大使館の一員としてこれからも本コンテストに協力していきたいと思います。


薄井 弘美 様
ヤマハ発動機株式会社東京事務所 所長

応募作品の中からインパクトのあるものを中心に選びました。私どもは大人の視点からボート等の開発をしていますが、応募作品を審査してみて、やはり遊び心が重要であるし、大人・子供あるいは家族など、それぞれの視点から商品開発をすることが必要と実感しました。また本コンクールは小学生までですが、この年代以上の方々の作品もぜひ見てみたいと興味が湧きました。


江口 秀人 様
(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団 会長

毎回のことではありますが、私はこの催しを本当に心待ちにしております。子供たちの作品に接すると、子供たちの持っている心や想い、エネルギーをもらったような気がして、審査が終わった後に非常にさわやかな気持ちになっています。今後も会の運営と告知を広げ、皆様に喜んでいただけるようなコンクールにしたいと思います。今後ともご声援をよろしくお願いいたします。



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