調査研究

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2017(平成29)年度

障害者スポーツの振興と強化に関する調査研究
-テレビCF、大学の先進的取り組み、地域現場の実態に注目して-

平成29年度活動の全体概要

これまでの「障害者の競技スポーツ振興や競技力向上に向けた社会的環境調査」に、新たに「障害者スポーツの普及、地域振興活動調査」を追加しました。

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各調査テーマの概要および結果

テレビCFにおける障害者スポーツ調査について

内容障害者スポーツの選手や競技種目を採用して制作されたテレビCF(地上波テレビ。関東キー局)の放送実績データベースを分析。対象期間は2008年1月1日から2017年12月31日。
結果
  • 夏季パラリンピックの北京2008大会、ロンドン2012大会まではテレビCFに採用されたのは「国枝慎吾」「車いすテニス」のみで団体や企業も各1つだけ。
  • リオ2016大会時にはテレビCFへの起用選手数は40人に急増。複数のテレビCFに出演する選手が増えた。主には「国枝慎吾(車いすテニス)」が6社、「上地結衣(車いすテニス)」が3社、「池透暢・池崎大輔(ウィルチェアーラグビー)」が2社など。
  • 東京2020大会開催が決定した2013年以降、テレビCF制作本数が急増。
  • 主なテレビCF採用競技は「車いすバスケットボール」「車いすテニス」「水泳」「陸上競技」。
  • 東京2020大会の公式スポンサー企業によるテレビCF制作本数が増加傾向。

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大学の先進的取り組み調査について

内容障害者スポーツに関する先進的取り組みを行っている大学の事例紹介を通じ、今後の大学における障害者スポーツ振興活動の参考情報として紹介。
調査対象



※前年(平成28年度)は日本体育大学立教大学の取り組みを紹介。

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地域現場における実態調査について

内容静岡県を調査エリアとし、県内で開催中の障害者へのスポーツ振興を目的とする「みんなでスポーツ教室」や全国障害者スポーツ大会参加選手選考を兼ねる「わかふじスポーツ大会」への参加者や指導者を対象として実施したアンケート調査やフィールド調査結果を紹介。
結果
  • みんなでスポーツ教室参加者は10〜20代の男性中心。健康志向で活動しているが、スポーツ機会拡大や異なる種目を希望している。また、中高年参加者が増加傾向にあり、幅広い年齢層に適した指導方法のニーズが高まりつつある。
  • 地域の障害者スポーツ指導者は一部の特別な存在、活動に留まっており、障害者のスポーツ活動日常化には社会レベルの施策が必要であろう。
  • わかふじスポーツ大会参加選手の意識はパラリンピックを頂点とする競技スポーツのピラミッド構造を志向せず、県大会出場などの身近で具体的な目標を持っている。
  • 地域のスポーツ環境として障害者専用もしくは優先施設の必要性が挙げられている。在住地域でスポーツ大会開催や継続してスポーツする環境を整えてほしい声が多い。
  • 社会が解決すべき課題は、障害者と健常者の交流、情報戦略、教育プログラムなどを通した「心のバリアフリー浸透」であるが、それまでは障害者スポーツセンターのような施設が優先的選択肢としてありそうである。

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障害者スポーツ競技団体調査について

内容後日公開予定

報告書に関するコメント
藤田 紀昭氏

藤田 紀昭
(日本福祉大学スポーツ科学部 教授/当財団障害者スポーツ・プロジェクト リーダー)

障害者スポーツの振興において、普及と強化は車の両輪といってよいでしょう。特に、スポーツ人口が少ない障害者スポーツにおいては普及なくして強化は成り立たず、強化なくして普及は進まないというのが事実です。今年は普及に関しては静岡県での実態調査、障害者スポーツを扱ったテレビコマーシャルの実態について調査しました。静岡の調査では障害者スポーツに参加している人や指導者の姿が浮き彫りになっています。CM調査ではその量的な増大が明らかになっています。強化に関しては先駆的な取り組みをしている大学の事例調査を行いました。今回、ご協力いただいた大学はいずれも持てる資源を生かして取り組んでおり、他大学においても取り組みの参考になると思われます。


報告書全文ダウンロード
目次・障害者スポーツ・プロジェクト メンバー紹介ダウンロード
平成29年度活動総括活動内容トピックス。特に新規の取組みテーマや視点に関して紹介。ダウンロード
テレビコマーシャルにおける障害者スポーツ調査2008~2017年の期間、障害者スポーツ(選手・競技)を採用したテレビCF制作状況を分析。ダウンロード
大学の先進的取り組み調査障害学生や障害者スポーツの支援に先進的な取組みを行っている大学等にインタビュー。ダウンロード
地域現場における実態調査静岡県内を対象に各地域で開催の障害者スポーツ教室や競技大会の参加者等を調査。ダウンロード
シンポジウム2017「障害者スポーツのテレビ放送における社会発信の変化」 障害者スポーツ関連のテレビ制作者やトップ選手を招き開催した内容を紹介。ダウンロード
あとがきダウンロード
附録 各種調査票ダウンロード

※調査結果のローデータをご希望の方は、電話(0538-32-9827)にてご連絡ください。メールでのお申し込みは受け付けておりません。

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