スポーツチャレンジ賞

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第10回ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞 表彰式を開催しました

第10回ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞 表彰式を開催しました

4月13日(金)、東京都千代田区の如水会館にて、「第10回ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞 表彰式」を開催しました。

平成29年度は、奨励賞にデフバレーボール日本代表女子チームの狩野美雪監督を選出。表彰式では当財団の木村隆昭理事長から表彰状とメダル、賞金(目録)、副賞を贈呈しました。

選考経緯の説明に立った浅見俊雄選考委員長は、「スポーツ団体や報道関係の皆様からたくさんの推薦をいただいた。選考委員会による審議を経て、今回も素晴らしい受賞者を選出できたと自負している」と挨拶。当日は大勢の来賓や関係者が祝福に訪れ、「障害者スポーツの指導の現場には、私たち健常者・健聴者には想像もつかないご苦労があったかと思う。それを乗り越えて成し遂げたデフリンピック金メダルという功績は、まさに10回目の節目の表彰にふさわしい」と話された塩谷立氏(衆議院議員、当財団評議員)をはじめ、安達栄氏(スポーツ庁健康スポーツ課課長)や、山田登志夫氏(公益財団法人日本障がい者スポーツ協会常務理事)、長谷川芳弘氏(一般財団法人全日本ろうあ連盟副理事長)らから祝辞が贈られました。

表彰式の終了後には、受賞者を囲んで交流会が開かれ「(狩野さんは)選手時代とは環境がまったく異なるデフスポーツの指導現場で、並々ならぬ努力と創意工夫を重ねられ、まさにチャレンジを尽くされた。その結果の金メダルにあらためて敬意を表します」と話された泉正文氏(公益財団法人日本スポーツ協会副会長兼専務理事、当財団評議員)の挨拶に続き、平岡英介氏(公益財団法人日本オリンピック委員会副会長兼専務理事)の乾杯の発声により、なごやかなお祝いのひと時を過ごしました。交流会では、受賞者のチャレンジの軌跡をスライドや映像で紹介するとともに、山根昭治氏(一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会委員長)、大川裕二氏(一般社団法人日本デフバレーボール協会理事長)、宇賀耶早紀選手(日本代表女子チーム主将)、田口恵氏(東京学芸大学・茂原アルカスでのチームメイト)、ヨーコ・ゼッターランド氏(公益財団法人日本スポーツ協会常務理事、当財団スポーツチャレンジ賞選考委員)など、大勢の関係者から受賞者にまつわるエピソードなどが披露されました。

コメント
奨励賞 狩野美雪氏(デフバレーボール日本代表女子チーム監督)

このような素晴らしい賞を受賞できましたことを、たいへん光栄に思います。私以上にチームを影から支えてくださったスタッフが大勢おり、そうした人々が本業を終えてから苦労を重ねて作ってきたチームでもあります。そのようなわけで、私の名前で賞をいただくのはたいへん恐縮するのですが、一方で、日本障がい者スポーツ協会様が私たちを推薦してくださったこと、そして素晴らしい選考委員会の先生方が選考してくださったことを光栄に思い、この場に立たせていただく決意をした次第です。日頃、選手たちには「メダルの色を輝かせるのはこれからの自分の行動」と話しています。今回いただいたメダルを私自身も輝かせることができるよう、これからの4年間、世界一を目指せるチャンスを幸せに感じながら精進していきたいと思います。このたびは誠にありがとうございました。


祝福メッセージ|山根昭治氏(一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会委員長)

予選から決勝まで、1セットも落とすことなく勝ち取った金メダルを、選手団団長として非常に誇りに思っております。表彰台では、選手たちが君が代を手話で歌いました。非常に感動的な光景であったとともに、聞こえない、聞こえにくい子どもたちに夢や希望を与える光景だったと思います。日本のデフバレーボールは、まだ2大会連続の金メダルを獲ったことはありません。狩野監督、そして選手の皆さんには、ぜひ前人未踏の偉業、伝説を作っていただきたいと期待しております。そのために、私たちスポーツ委員会も環境づくりに努力してまいります。


祝福メッセージ|大川裕二氏(一般社団法人日本デフバレーボール協会理事長)

私も女子チームのゼネラルマネージャーとして、狩野監督と7年間、選手のサポート、そして時にはボール拾いなどもしてきました。それだけに、狩野監督の受賞を心から嬉しく思います。また、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会、日本オリンピック委員会、日本パラリンピック委員会の皆様に囲まれて、こうしてデフスポーツがスポットライトを浴びたのは史上初めてのことだと思います。これから2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて。障害者と健常者が当たり前に交わり合う共生社会が進められていくと思います。私たちは、手話通訳さんがいなければ、皆さんとお話しすることさえできません。そうした点を、スポーツを通していかに理解を深めていくことができるか、皆様とともに、日本スポーツ界の発展に向けて、デフスポーツ、デフバレーボールが担えるよう、努力を重ねていきたいと思います。


祝福メッセージ|宇賀耶早紀選手(日本代表女子チーム主将)

デフリンピックの舞台で、世界の選手に負けないよう、120%の力を発揮することができたのは、狩野監督はじめ、スタッフの皆様のおかげだと感謝しています。4年間、いつも選手とチームのために尽力いただきました。金メダルを獲得してから、私たち選手はいろいろな場で表彰をしていただきました。でも一緒に努力を重ねてきたスタッフの皆さんにはそうした機会がなく、残念に思うと同時に、もやもやした気持ちを抱えていました。ですから、こうした機会を作っていただき、狩野監督が受賞されたことを心から嬉しく思っています。これからも監督とともにデフスポーツを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。狩野監督、おめでとうございました!


祝福メッセージ|田口恵氏(東京学芸大学・茂原アルカスでのチームメイト)

今日はいつもどおり「カナさん」と呼ばせていただきます。カナさんとは、チームメイトとして、またライバルとして高校時代からの長いお付き合いですが、尊敬できる大好きな先輩の一人です。私たちの仲間の一人である今井君(デフバレーボール日本代表女子チーム前監督)が他界して、このチームをカナさんが率いることになったのですが、当時は今井君、選手、関係者、周囲の方々、そしてカナさん自身のさまざまな思いもあったかと思います。そうした中でカナさんは、躍動感があり、大胆かつ緻密で粘り強い、そして人間的にも本当に素晴らしい集団を作り上げた。今回の賞も、監督カナさんに相応しいとても素晴らしい賞だと感じています。私もカナさんのおかげでデフバレーボールの世界を知り、このチームに関わることができました。今後もできる限り協力をさせていただきたいと思っています。



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