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金沢大学 人間科学系運動生理学研究室(代表者:増田 和実さん)(第1,3期生)の研究論文が「SCIENTIFIC REPORTS」「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました

スポーツチャレンジ研究助成 第1,3期生 金沢大学 人間科学系運動生理学研究室(代表者:増田 和実さん)が取り組まれた研究テーマが、原著論文として下記の各誌に掲載されました。


SCIENTIFIC REPORTS

原著論文
タイトル(英文)
Endurance training facilitates myoglobin desaturation during muscle contraction in rat skeletal muscle
著者Hisashi Takakura, Yasuro Furuichi, Tatsuya Yamada, Thomas Jue, Minoru Ojino, Takeshi Hashimoto, Satoshi Iwase, Tatsuya Hojo, Tetsuya Izawa & Kazumi Masuda
掲載誌の
WEBサイト
http://www.nature.com/
articles/srep09403
原著論文タイトル(和訳)

持久性トレーニングが筋収縮によって生じるミオグロビンの酸素解離を促進する

英文抄録の要約(和訳)

筋細胞にあるミオグロビンに結合している酸素(蓄えられている酸素)は、筋収縮の開始とともに即時的に解離し、ミトコンドリアに供給されている。本研究では、持久性トレーニングがこのミオグロビンの解離速度を上昇させるかどうかについて検証した。ラットに4週間の水泳トレーニングを課した後、我々が構築した下肢灌流システムによって筋収縮時のミオグロビンの酸素解離速度を計測した。トレーニング後の筋ではミオグロビンの酸素解離速度とともに酸素供給量が上昇していた。したがって、持久性トレーニングに伴う筋の酸素摂取量の上昇率に対してミオグロビンからの酸素供給量が貢献していることが明らかとなった。


Physiological Reports

原著論文
タイトル(英文)
Intracellular oxygen tension limits muscle contraction-induced change in muscle oxygen consumption under hypoxic conditions during Hb-free perfusion
著者Hisashi Takakura, Minoru Ojino, Thomas Jue, Tatsuya Yamada, Yasuro Furuichi,Takeshi Hashimoto, Satoshi Iwase & Kazumi Masuda
掲載誌の
WEBサイト
http://physreports.physiology.org/
content/5/2/e13112
原著論文タイトル(和訳)

筋細胞内酸素分圧が低酸素下における筋の酸素摂取量を制限する

英文抄録の要約(和訳)

低酸素環境下では筋の酸素摂取量が制限される(低下する)。これはミトコンドリアへ供給される酸素流量(とりわけ循環レベルの酸素流量)が減少するからと考えられてきた。本研究では筋細胞内の酸素分圧が新たな規定因子である可能性を検証することを目的とした。下肢灌流システムを使用し、灌流液中の酸素流量を段階的に減少させ、その際の筋細胞内酸素分圧や筋酸素摂取量を計測した。筋酸素摂取量は低酸素灌流に従い低下した。その際、細胞内酸素分圧(安静時)も低下した。筋収縮を誘発する際、筋細胞内酸素分圧は安静時よりも更に低くなるが、低酸素灌流時にはその低下レベルが頭打ちした。つまり、筋収縮時に細胞内酸素分圧が十分に低下しないことは、毛細血管から筋細胞内への酸素流入段階に制限を受けていることと、この制限因子が低酸素時の酸素摂取量の制限因子になりうることを示唆する。


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