研究チャレンジャーの主な実績

柳下和慶氏(第1,2期生)の研究論文が「Sports and Exercise Medicine Open Journal」に掲載されました

スポーツチャレンジ研究助成第1,2期生柳下和慶氏が取り組まれた研究、「The effects of hyperbaric oxygen therapy on reduction of edema and pain in athletes with an ankle sprain in the acute phase: A pilot study.」が「Sports and Exercise Medicine Open Journal」に原著論文として掲載されました。

原著論文

The effects of hyperbaric oxygen therapy
on reduction of edema and pain
in athletes with an ankle sprain in the
acute phase: A pilot study.


題名The effects of hyperbaric oxygen therapy on reduction of edema and pain in athletes with an ankle sprain in the acute phase: A pilot study.
著者Kazuyoshi Yagishita, Takuya Oyaizu, Junya Aizawa, Mitsuhiro Enomoto
論文題名の和訳

足関節捻挫急性期例に対する高気圧酸素治療の腫脹・疼痛軽減効果の検討.

英文抄録の要約

足関節捻挫急性期では受傷部位の腫脹と疼痛を生じ、局所の腫脹は微小循環障害をきたし低酸素環境となる。
高気圧酸素治療(HBO2)は高圧・高濃度酸素吸入により特に溶解型酸素を増大することにより末梢低酸素組織の酸素化を可能とする。
腫脹と微小循環不全を呈するコンパートメント症候群もHBO2により腫脹軽減効果を認め、国際的にもHBO2の適応疾患であるため、足関節捻挫急性期でも、HBO2により同様に腫脹・疼痛の軽減が期待できる。
今回40名のスポーツ選手の足関節捻挫急性例を対象として、2.5気圧のHBO2を計110回施行し、足・足関節体積測定とVASによる自覚的評価をHBO2直前直後間にて比較検討した。
足・足関節体積はHBO2直前直後で11.3±20.8cm3の減少を認め(p<0.001)、安静時痛は19.5±20.1点から17.2±19.9点(p<0.05)、歩行時痛は41.5±27.3点から30.9±24.4点(p<0.001)、自覚的腫脹感は44.2±23.7点から37.1±22.5点(p<0.001)に有意に減少した。
本研究では、足関節捻挫急性期に対するHBO2による腫脹・疼痛軽減効果が示唆された。


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