第11回 YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング

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平成30年度 第12期生 贈呈式

3月1日、第12期生への助成金贈呈式を皮切りに、第11回YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティングがスタートしました。贈呈式では第12期生26名を代表して自転車ロードレースの篠原輝利さんが決意表明を行い、それぞれが設定した目標に向けて新たなチャレンジのスタートを切りました。

決意表明|第12期生代表 篠原輝利さん
決意表明|第12期生代表 篠原輝利さん

僕は自転車競技をしています。競技生活はまだ3年ですが、これまでいろいろな経験をしてきました。中でも一番印象に残っているのは、自転車競技の本場フランスでのレースです。フランスでは3レースを走り、最後のレースで優勝することができました。その後、8月に行われた全日本選手権でも15歳以下の部で優勝しました。今年は競技力を高めることはもちろん、人としてもレベルアップするために日本から飛び出し、自転車競技と向き合う決意を固めました。今より厳しい世界で順応して、強くなりたいと思う気持ちが日に日に高まっています。
僕のチャレンジテーマは「ツール・ド・フランスで総合優勝をするために中学卒業後からフランスで勝負」です。去年の春に経験したフランスでは、欧州の選手の体格、速度、レース展開、すべてが日本と違うことを肌で感じてとても刺激を受けました。その思いがあって、まずはフランスでの生活に慣れ、ツール・ド・フランス総合優勝に向けたチャレンジの第一歩を踏み出します。このチャレンジをきっかけに努力と経験を積み重ね、人として、そして選手として誰からも信頼される真のチャンピオンになります。この思いを胸に、ここにいる12期生の皆さんと一緒に励まし合い、情報を共有しながらともに成長することを誓います。


開会挨拶|木村隆昭 理事長
開会挨拶|木村隆昭 理事長

私たちYMFSは、スポーツを通じて夢の実現にチャレンジする人を応援する財団です。チャレンジ助成においては、結果・成果と同様に、そこに至るプロセスも大切にしています。本日参加された皆さんは、スポーツの分野でのチャレンジャーです。体験チャレンジャーは、競技スポーツで世界に挑戦しようとしている人たちであり、種目は違っても、自己のパフォーマンスを向上させ世界の頂点を目指すという目標は共通しています。また、研究チャレンジャーの皆さんは、競技スポーツや生涯スポーツの分野などで、これまで明らかになっていない未知を解き明かし、その成果をスポーツ振興やスポーツの価値向上につなげるチャレンジであります。
こうした取り組みにおいて行う具体的な目標設定や、課題解決のための方策の見極め、そして適宜修正を加えながらチャレンジしていくというプロセスは、体験、研究ともに同じものだと思います。ぜひこの助成期間を通じて、ご自身の可能性を広げてください。また、このミーティングは、分野の異なる皆さんが一同に集い、交流し、次年度への英気を養う機会でもあります。逞しく成長した仲間同士、そして新たに加わった仲間の皆さんも含め、大いに語り、学び、考え、相互に良い刺激を与え合い、次なるチャレンジの糧をつかみとってくれることを期待しています。