YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング

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スポーツ討論会 スケジュール

スポーツ討論会では、平成28年度の中間報告会で討論したテーマ「チャレンジをより高めるための心の持ち方、高め方」について、山浦一保先生をファシリテーターにグループディスカッションを行いました。

チャレンジャーたちは、事前に出された課題の「心のつく熟語」をモチベーションシートにマッピングすることで「心の見える化」に挑戦。人間の心にはゆらぎがあることを認識し、未知の世界や極限の状態で自分の心がどう動き、またどう対応すべきかをグループに分かれて話し合いました。

山浦 一保(立命館大学スポーツ健康科学部教授、公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団 スポーツチャレンジ研究助成第5期生)

よくわからない、つかみどころのない、しかも目に見えない人間の「心」。私たちは慌ただしい日々を送る中で、ついこの心を後回しにしてしまう。チャレンジャーの皆さんは、スポーツや研究活動を通じて、おそらく「次の試合はこういう展開にしよう」「こんなふうに研究を進めてみよう」と考えるのではないかと思う。でもそれは、だいたい想定内のこと。大切なのは、未知の世界や思いがけない展開になった場合の極限状態で、自分の心がどう動くのかを知っておくこと。なぜかといえば、人間の心にはゆらぎがあるから。

技術、知識、技能、身体、そして心。望むパフォーマンスを得るためには、これらの要素の向上が欠かせない。そしてそのパフォーマンスの良し悪しは、これらの掛け算によって左右されると私は考えている。こうした要素の中で、プラスの状態からマイナスの状態まで大きく振れるのは心だけ。だとすると、どれだけほかの要素が良い状態にあったとしても、心がゼロやマイナスとなったら望むパフォーマンスを手に入れることはできない。

「心の見える化」に取り組んだことで、皆さんそれぞれにとって望ましい心の状態を知るきっかけになったかもしれない。極限においての心の高め方、そのレパートリーを増やし、それぞれのチャレンジに結びつけていってほしい。

心は見えないが、大切なもの。そして試合会場で最後の最後までコントロールに取り組めるのも心。それを知ることが、皆さんが自分自身を助けることにつながると思う。