平成28年度 第10期生 贈呈式
日時 3月18日(金) 15:30〜16:30
内容
平成28年度 第10期生 贈呈式
  • 開会挨拶
    浅見 俊雄公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団 理事・スポーツチャレンジ助成 審査委員長
    東京大学・日本体育大学名誉教授、日本サッカー協会顧問
  • 贈呈書 授与
  • 決意表明 第10期生代表 平岡 拓晃
  • 記念撮影
対象者
  • スポーツチャレンジ体験助成:基本助成8件/継続助成4件
  • スポーツチャレンジ研究助成:基本助成11件/継続助成4件
  • スポーツチャレンジNEXT:4件
  • 国際スポーツ奨学金:2件

平成28年度 第10期生 YMFSスポーツチャレンジ助成の対象者

  • スポーツチャレンジ体験助成
  • スポーツチャレンジ研究助成
  • スポーツチャレンジNEXT
  • 国際スポーツ奨学金

「チャレンジャー同士で切磋琢磨し、充実の1年にしよう!」
第10期生が、それぞれの目標達成に向けてチャレンジをスタート

第10期生全員での記念撮影。それぞれが希望に満ちた笑顔を見せた

第9回YMFSスポーツ・チャレンジャーズ・ミーティング(YSCM)が3月18日よりスタートし、最初のプログラムとして、YMFSスポーツチャレンジ助成・第10期生への助成金・奨学金の贈呈式を行いました。

まず開会の挨拶で、浅見俊雄審査委員長が「充実した3日間となるよう、受け身になるのではなく、積極的な行動を期待しています。また、この会は競技者、研究者など異分野の集まりです。切磋琢磨という言葉がありますが、自分を磨くと同時に、交流を通じて刺激を与え合うことを強く意識し、成長のきっかけを掴んでください」というメッセージを全参加者におくりました。

続いて、浅見審査委員長から、体験12名、研究15名、NEXT4名、国際スポーツ奨学金2名、計33名(一部欠席)に贈呈書を手渡しました。これを受けて第10期生代表の平岡拓晃さんが、「皆さんと一緒に励まし合い、情報を共有し合いながら、共に成長していくことを誓います」と決意を表明。全員が、新たな気持ちで1年のスタートを踏み出しました。

その後の「交流会」は、木村隆昭理事長の挨拶と、草加浩平審査委員の乾杯でスタート。初参加の10期生が、自身の志や経歴、競技・研究の内容を交えた自己紹介を行って打ち解けると、チャレンジャー間の距離が一気に縮まり、早速、分野を超えた語りの場として刺激を与え合う姿が見られました。


決意表明|第10期生代表 平岡拓晃さん

この度は平成28年度YMFSスポーツチャレンジ助成、第10期生に私たちを選んでいただき心より御礼申し上げます。

私、平岡拓晃の専門種目は柔道競技です。選手として25年間続け、今春引退し新たな道に進もうとしています。現役選手時代は、オリンピックでの金メダルを目標に練習に励み、二度のオリンピック大会に出場しました。一度目のオリンピックは2008年北京大会です。当時、オリンピック3連覇中だった選手を退けての出場だったこともあり、世間から金メダルを期待されていましたが、結果は初戦敗退。負けたらどうなるか分かっていたつもりでしたが、それを上回る程の批判を受け、柔道から離れたいと思っていた時期もありました。しかし、その中でも私を信じて応援して下さった方はおり、その方々のためにも「絶対にもう一度オリンピックに戻ってくる」と自分に誓い、批判を全て受け入れる覚悟を決めて4年間必死に向き合い、二度目のオリンピック、2012年ロンドン大会では銀メダルを獲得することができました。

全てが満足する結果ではありませんでしたが、後悔は一つもありません。たくさんの方と出会い、支えて頂き、「競技力」だけでなく、競技を通じて「人間力」も成長をさせて頂いたように感じています。オリンピックの表彰台の上では周囲への感謝の気持ちしかありませんでした。

そんな私のチャレンジテーマは「柔道選手の減量に関する研究」です。柔道は体重別競技なので大半の選手が減量を行って大会に出場しますが、私も含め多くの選手が減量の失敗を経験しています。誤った減量方法はパフォーマンスの低下を招くだけでなく、摂食障害などのスポーツ障害に発展することもあります。特に成長過程にあるジュニア選手には、不適切な減量方法は大変危険です。

私の夢・志は、本チャレンジの成果が減量を有する選手や指導者に普及し、減量に失敗する選手がいなくなり、スポーツ選手のパフォーマンスの維持・向上に役立つだけでなく、より安全なスポーツ活動の普及・振興に貢献できるよう強い意志を持ち研究を行っていくことです。

今まではオリンピックが目標でしたが、これからはオリンピックで得た経験を活かして研究者として社会に貢献できる人間になるのが目標です。競技から得ることができた経験、そして本チャレンジで新たに学んだことを今後の選手たちに伝えていくべく、10期生の皆さんと一緒に励まし合い、情報を共有し合いながら、共に成長していくことを誓います。


開会挨拶|浅見俊雄 審査委員長

YMFSは、シツコイ(質濃い)ことが特徴ですが、皆さんのチャレンジを少しでも質の濃いものにしてもらうため、さまざまな仕掛けをつくってきました。このYSCMはその主たる仕掛けのひとつです。「語り、学び、考える」というテーマを掲げていますが、単に参加して、聞いたり、学んだりするだけではありません。YSCMは、皆さんが主人公となって進める会で、事務局はサポートする立場です。だからこそ、自分から行動し発言し、お互いに働きかけ、高め合っていくことが重要なのです。受け身になるのではなく、積極的に行動し、充実した3日間にしてください。


開会の挨拶、参加者全員にYSCMでの「切磋琢磨」を促す浅見審査委員長

浅見審査委員長からのメッセージを真剣な表情で聞くチャレンジャー


大きな期待とともに、贈呈書を受け取る第10期生の皆さん

「研究者として社会に貢献できる人間になる!」と決意を語った平岡さんと浅見審査委員長


「皆さんの成長を楽しみにしています」と、交流会の乾杯を行った草加審査委員

自己紹介を行う10期生の皆さん。初日から分野を超え多くの刺激を与えあった