設立趣意

我が国のスポーツ界は、国民のスポーツ愛好の精神と関係機関・団体や選手の努力等に支えられ、戦後、一貫して発展してきました。その間、多くの競技が世界一流レベルにまで達しました。その根底には、戦後復興期における復興・経済成長の親の気概と子ども達の元気で溌剌とした生活習慣、近年における科学的トレーニングの発展や海外一流選手との競技体験の増加などがあったと認識しております。しかし近年は、青少年の長期的な体力低下、スポーツに対する興味の減少など、憂慮すべき状況にあります。

そうした状況の中、我が国においてスポーツの拡大と定着を図るためには、幼少時代から家族はもとより、学校教育、あるいは、地域のスポーツ活動を通じて、スポーツの楽しさを十分体験させ、継続参加させていくと共に、社会人になってからもスポーツが楽しめる環境を整え、生涯スポーツとして定着させていくことが何よりも必要といえます。

ヤマハ発動機株式会社は創業以来、ヨーロッパ、アメリカを中心に発達したモータースポーツ・マリンスポーツ文化を提唱し、その普及と安全教育に一貫して注力してきました。加えて、スポーツの楽しさ、喜びを拡大すべく、世界的なスポーツであるサッカー、ラグビーの我が国における裾野拡大とレベル向上のため、幼児から青少年まで広く普及活動を展開してきました。現在では、地域やファンにその活動が認知され、親しみと期待を抱かれるまでに至っています。

そこで、ヤマハ発動機株式会社では、創業50周年を機に、今までの活動において培った有形、無形の資産を有効活用し、国家社会に貢献すべしとの思いから、我が国におけるスポーツ振興とスポーツ文化の向上を目的とした財団法人「ヤマハ発動機スポーツ振興財団」を設立することを決意しました。青少年をはじめ広く国民へのスポーツの普及、指導者の育成、スポーツにおける安全教育、研究助成、セミナー・シンポジウムの開催、目的を同じくする他団体や地域自治体との協力などの各種活動を通じて、目的の達成と共に、我が国のスポーツ振興に寄与し、国際社会及び地域社会の繁栄に貢献しようとするものであります。

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